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この記事でわかること
- 映画『Materialists』のあらすじと結末(ネタバレあり)
- 登場人物とキャスト解説(ダコタ・ジョンソン、クリス・エヴァンス、ペドロ・パスカル)
- 作品に込められたテーマ考察:「愛か?経済か?」
- 海外の評価・レビューまとめ
- 日本公開前に観るべき理由
映画『Materialists』の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | Materialists(マテリアリスツ) |
公開日(米国) | 2025年6月13日 |
監督・脚本 | セリーヌ・ソン(『Past Lives』) |
主演 | ダコタ・ジョンソン/クリス・エヴァンス/ペドロ・パスカル |
ジャンル | ロマンティック・コメディ |
配給 | A24(米国)、Sony Pictures(国際) |
上映時間 | 約109分 |
あらすじ(ネタバレなし)
舞台はニューヨーク。マッチメイカーとして成功しているルーシー(ダコタ・ジョンソン)は、クライアントの恋愛を“合理的に数値化”し、最高のパートナーを紹介している。
しかし彼女自身の恋は、かつての恋人ジョン(クリス・エヴァンス)と、今付き合っている理想的な大富豪ハリー(ペドロ・パスカル)の間で揺れ動く。果たして、彼女が最後に選ぶのは“愛”なのか、“安定”なのか──。
ネタバレあり!物語の結末と核心
※ここから先はネタバレを含みます※
ルーシーは、最初こそハリーとの関係に未来を感じていたが、心の奥底でジョンに対する情熱を拭いきれなかった。
ハリーは常に安定と優雅さを与えてくれる一方、ジョンは未完成で不安定だが“本物の自分”を引き出してくれる存在だった。
物語のクライマックスでは、ジョンが再びルーシーに愛を告白。しかしその直後、ハリーがルーシーにプロポーズする。
葛藤の末、ルーシーは──どちらの手も取らず、自分自身の人生を選ぶ。
彼女は独立し、自らの恋愛感を再構築する道を選び、真の意味で“マッチメイカー”として生まれ変わる。
登場人物&キャスト解説
キャラ | 演者 | 解説 |
---|---|---|
ルーシー | ダコタ・ジョンソン | 現代的な感性を持つマッチメイカー。 |
ジョン | クリス・エヴァンス | ルーシーの元恋人。芸術肌で情熱的。 |
ハリー | ペドロ・パスカル | 優雅な富豪。理想的だが感情に乏しい一面も。 |
テーマ考察:これは“現代版マテリアル・ガール”だ
本作の核心は「愛と経済の交差点に立つ女性の選択」にある。
セリーヌ・ソン監督は『Past Lives』で“運命と選択”を描いたが、『Materialists』ではさらに現代社会の“女性の生き方”を拡張している。
愛だけでも、金だけでも幸せになれない──その現実にルーシーがどう向き合うかが主軸だ。
特にラスト、誰も選ばずに“自分自身の生き方を選ぶ”という展開は、恋愛映画としてもフェミニズム映画としても極めて象徴的である。
海外レビューとSNSの評価
ソース | 内容 |
---|---|
Letterboxd | 「愛とキャリアのリアルな選択に共感した」 |
「ルーシーは現代のマリリン・モンローのようだ」 | |
Time誌 | 「マッチメイカーという職業を通じて描く、21世紀の恋愛の形」 |
まとめ:『Materialists』は“共感型ラブストーリー”の新基準
- 📌「結婚 or 自由」ではなく、「誰を愛するか」より「どう生きるか」を描く
- 📌日本未公開の今こそ、海外情報で先取りしておきたい一本
- 📌A24らしい洗練された映像・音楽も要注目!
『Materialists』は、ただの恋愛映画ではありません。
“好き”だけでは生きられない、“お金”だけでも満たされない——そんな、現代を生きる私たちが抱えるリアルなジレンマに、静かに、しかし力強く切り込んできます。
ダコタ・ジョンソン演じるルーシーの選択は、きっと多くの観客にとって「他人事じゃない」と感じさせるはずです。
“誰かに選ばれる”のではなく、“自分自身を選び直す”というラストに、共感や勇気をもらった人も多いのではないでしょうか。
日本ではまだ公開されていないこの作品。
だからこそ、今のうちに海外の反応やストーリーを把握し、ぜひ日本公開時には一歩先を行く目線で楽しんでください。
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