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皆様は、茶道の世界にある三千家はご存知でしょうか?
表千家・裏千家・武者小路千家の三千家は茶道の世界ではかなり有名な茶道名家です。
その中でも今回は「裏千家」についてご紹介をいたします。
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そもそもなんで「裏」なの?
![モノリスさん](http://mammoth-work.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_1547.jpg)
ふふふ、それはね…
それでは、今回は裏千家について教えてあげるね🎶
- 裏千家の歴史
- 裏千家の流派とは
- 裏千家の細かい資格についてのあれこれ
- 最後に
![マンモスちゃん](http://mammoth-work.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_1548.jpg)
それでは、今回も一緒に勉強していこう🎵
裏千家の歴史について
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表千家については別記事にまとめてありますのでこちらを参考になってください。
さて、千利休の孫である元伯宗旦が自身の孫である三男・江岑宗左に母屋を譲り
(表千家の始まり)その北側に元伯宗旦自身の隠居部屋を建てたのが始まりです。
又、当屋敷には「今日庵」と名付けられた茶室も設けられました。
当時、隠居部屋は母屋(表千家の不審庵)の関係から「うら(裏)の家屋敷」と呼ばれており
世のような理由から、現代に伝わる「裏千家」という通称が生まれたと考えられています。
またこの「今日庵」、「今日の出会いが尊いものであることへの強い想い」をこの今日庵に託したのでしょう。
![マンモスちゃん](http://mammoth-work.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_1548.jpg)
深いねぇ〜・・・
![モノリスさん](http://mammoth-work.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_1546.jpg)
茶道の世界を極めるには…
あの千利休が「稽古とは一より習ひ十を知り十よりへるもとのその一」
といているんだよ。
稽古とは一より習ひ十を知り十よりへるもとのその一
訳:稽古は基礎的なことから始め一通り習った後、また基礎に戻ることが大切だ。
千利休
裏千家の流派について
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裏千家は三千家の中では、一番現代に沿った流派ではないかと思います。
江戸末に十一代玄々斎によって海外からの来訪者をもてなす為に椅子とテーブルを用いた「立礼」の
様式が考案され、今では広く親しまれています。
裏千家の公式でも下記内容の記載がありました。
宗旦の四男・仙叟宗室が今日庵を継承して以降、歴代宗匠は千家茶道の精神を永年にわたって継承しつつ、時代ごとの「今」にかなう茶の湯の姿を実践してきました。
裏千家公式ホームページ
このようなことから、裏千家は千家の精神を継承しつつ流れゆく時代背景に柔軟に対応していく
ハイブリット茶道流派ではないかと思います。
裏千家の細かい資格についてのあれこれ
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裏千家では、資格の前に現在どの段階まで進んでいるか、更に次のお手前やお稽古を習うのに
許しを頂く「許状」というものがあります。
裏千家での「許状」は全部で16つあり、「資格」は、6つあります。
以下が全ての「許状」になります。
- 入門
- 小習
- 茶箱点(ちゃばこだて)
入門
部分稽古(割稽古)を修得し、初めてお茶を点てる
小習
前八ヶ条と後八ヶ条の習い事で茶道の基本の最必須課目
茶箱点(ちゃばこだて)
茶箱を使って行う点前(てまえ)で季節により種類がある。
取得することで初級の資格に申請できる。
- 茶通箱(さつうばこ)
- 唐物(からもの)
- 台天目(だいてんもく)
- 盆点(ぼんだて)
- 和巾点(わきんだて)
茶通箱(さつうばこ)
2種類の濃茶(こいちゃ)を同じ客に差し上げる場合の点前
唐物(からもの)
茶入(ちゃいれ)が唐物(中国産)の場合の扱い方
台天目(だいてんもく)
天目(てんもく)茶碗を台にのせて扱う点前
盆点(ぼんだて)
唐物茶入が盆にのった場合の点前
和巾点(わきんだて)
名物裂(めいぶつぎれ)、拝頷裂等を持って作った古帛紗の上に
袋に入れた中次(なかつぎ)を乗せて扱う点前
取得する事で中級の資格が得られる。
- 行之行台子(ぎょうのぎょうだいす)
- 大円草(だいえんそう)
- 引次(ひきつぎ)
行之行台子(ぎょうのぎょうだいす)
別名「乱かざり」と呼ばれ、行台子をもって行なう
大円草(だいえんそう)
大円盆をもって行う格外の奥秘の手続き
引次(ひきつぎ)
取得することで上級(助講師)の資格が得られる。
それに加えて、お弟子さんの許状申請も行えるようになる。
- 真之行台子(しんのぎょうだいす)
- 大円真(だいえんしん)
- 正引次(せいひきつぎ)
真之行台子(しんのぎょうだいす)
一名「奥儀」と呼ばれる。
行之行台子を充分に修得できた者に許される。
真台子をもって行うもので奥義の根本となる重い習い事。
大円真(だいえんしん)
大円盆をもって真台子で行う格外の奥秘の手続き
正引次(せいひきつぎ)
取得する事で講師の資格を申請することができる。
- 茶名(ちゃめい)・紋居(もんきょ)
茶名(ちゃめい)・紋居(もんきょ)
茶名は利休居士以来の歴代家元の「宗」の一字をいただくもので
修道を通じて資質を備えられた方に授与されます
取得することで、専任講師の資格を申請できる。
- 準教授(じゅんきょうじゅ)
準教授(じゅんきょうじゅ)
取得することで、助教授の資格を申請できる。
最後に
![マンモスちゃん](http://mammoth-work.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_1548.jpg)
裏千家には資格が存在したんだね!!
まだまだ茶道の世界は深いねぇ〜
![モノリスさん](http://mammoth-work.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_1547.jpg)
深いで終わらせられるほど
茶道の世界は狭くないよ!!
でもまだまだ広げれることができるんだよ
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